むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマ変わる日本の自動車産業~その現状と課題について知る!

2009年の金融危機を境に日本車の世界シェア低下が鮮明となっています。コスト競争力を高めた米、欧、韓国のライバルメーカーが攻勢を強めているのに加え、急激な円高や東日本大震災・タイの洪水という自然災害の不運も重なりました。国内自動車メーカー各社は新興国市場の開拓に全力を挙げると共に、強みとする環境車の世界市場への浸透を急いでいます。そこで今回は日本の自動車産業の特徴、近年の低迷の背景、国内メーカー各社の最新動向などを解説します。

電機と並ぶ日本の主力産業

電機と並ぶ日本の主力産業

 自動車産業は、電機と並ぶ日本の主力産業の一つです。資材調達・製造・物流・販売・整備などさまざまな関連産業を擁するすそ野の広い産業であり、部品なども含む製造品の出荷額は製造業全体の約15%を、関連産業の就業人口は全人口の1割近くを占めています。
 日本の自動車産業の特徴としては、系列色が強いことが挙げられます。自動車は1台当たり2万~3万点という膨大な数の部品からできており、これらのすべてを自動車メーカーが自社工場で生産しているわけではありません。多数の部品メーカーからも調達しており、これらはトヨタ自動車系、日産自動車系、ホンダ系など自動車メーカーごとに系列化されています。自動車の販売店であるディーラーについても同様です。

2012年2月20日掲載